アイルランドについた後に乗り越えなければいけないのが、入国審査です。
最近はEU各国の入国が厳しくなってきており、アイルランドも例外ではありません。
たとえば入国の航空券だけで帰りの分を買っていないと、帰る意思がないとして入国させてくれないケースが多くなってきています。そして強制帰国となると、パスポートにその記録が残るので、次入国する時はより警戒されることになります。帰りの航空券がないだけでこれから先まで入国できなくなってしまうのはリスクが高すぎるので、帰国時の航空券は先に買っておくことをおすすめしています。日本に帰る日はまだ決められない、ということであればアイルランドから他の国へ出る航空券でも構いませんので、入国までに何らかの出国チケットを取得しておくことをお勧め致します。
もしも帰国日が決まっていない、という場合は、少し対策する必要があります。正直に帰国日が決まっていないと答えてしまうとかなり怪しまれてしまいます。
入国審査受け答え
基本的には、2つの質問に対して確実に答えることができれば問題ありません。
・何のために来たのか
・いつアイルランドを出るのか
何のために来たのか、については下手に細かく説明したり、嘘を言う必要はありません。基本的には「Sightseeing」「Study English」など一言で答えれば十分です。
いつアイルランドを出るのか、に関しては3ヶ月未満の人はさっと終わりますが、3ヶ月以上の場合は『外国人登録(GNIB登録)をしなくてはならない』という説明を受けると思うので、「I understand I should register if I stay more than 90 days.」と答えてあげれば大丈夫です。
何日分のスタンプをもらえるかは、受け答えの仕方、審査する人によって異なります。90日以上滞在したい場合は、押してもらった日数を越える前に外国人登録をしなければならないので気をつけましょう。
外国人登録は日々10週間後の日程が追加されています。アポイントをとるのが非常に難しく、2ヶ月ほどかけてやっと予約がとれたという方もいらっしゃいます。有料アプリもありますし、また予約取得を代行してくれる業者も存在しています。業者を利用するまでではないかもしれませんが、渡航日が決まった後は根気強くアポイント取得にトライしましょう。入国時にアポイントの有無を聞かれる場合もあります。そのためにも、留学の日程など渡航日程は早めに決めておく必要がありますね。
ここでもらえる最大の期間は90日です。ここでもらえる期間が短くなると、銀行口座を作ったり、外国人登録をしに行ったり、とバタバタしなければならないためできるだけ90日でもらえるように受け答えしましょう。
このような形で90日分をもらうことができればOKです。日本国籍の人は90日までは特に申請せずに滞在することができますが、それはこのように90日分もらえたらの場合です。
30日までしかもらうことができなかった場合はもちろん30日経過するまでに外国人登録、期間延長をしなければ不法滞在という形になってしまうので気をつけましょう。基本的には90日でスタンプをもらえますのでそこまで心配はしなくても大丈夫です。
ダブリン空港
アイルランドへ留学する方も、旅行に来る方もほとんどの方が利用するであろうダブリン空港。
2010年に新たに第二ターミナルが完成し、更なる拡張を予定している空港でもあります。残念ながら日本からのアイルランドへの直行便はなく、ヨーロッパの主要都市を経由し辿り着きます。
ダブリン空港は、1936年にアイルランドの国営航空エアリンガスが発足したのを受け、1939年にエア・リンガスなどが使う民間空港として、以前使用されていた空軍用滑走路の跡地に開港しました。現在も使用されている第一ターミナルは1972年に建設されたものになります。
その後の航空需要の増大や90年代以降のアイルランドの経済成長に伴い、幾度も第一ターミナルの拡張工事を繰り返して対応してきましたが、格安航空会社などの為に増え続ける需要に抜本的に対応するため、第二ターミナルが作られることになったのです。
その後、エア・リンガス及び米系航空会社はこちらへと移転することになりました。
ダブリン空港での入国審査を終えたら
大きな空港ではないので出口に迷ったり、待ち合わせの人と出会えないということはないと思って頂いて大丈夫です。基本的には到着ロビーからまっすぐ歩いていくと市内まで行くバスやタクシー乗り場がありますので、そこから滞在先まで移動をすることになります。行き先が決まっている方は事前にオンラインでバスチケットを予約しておくと運賃が安くなります。
語学学校の送迎を予約している方は学校ごとに待ち合わせ場所は異なりますが、基本的にはこの到着ロビーでボードに学校の名前やあなたのお名前などが書かれたものをドライバーが持っていてくれています。送迎を申し込んでいるのに少し待ってもドライバーと合流できないという方は緊急連絡先までご連絡ください。