将来仕事で英語を使っていきたいという留学生にとってアイルランドは絶好の留学先です。アイルランドは『学生ビザでもフルタイムのアルバイトやインターンができる』ため、他の国では経験できない魅力があります。学生として語学勉強をしつつも、海外で働けるチャンスがあるのはとても素敵だと思いませんか?
アイルランドでは語学学校へ6ヶ月通学する場合、その後2ヶ月のホリデー期間を取得でき、週20時間働くことができます(一部期間では40時間)。
規定がよく変わるため随時確認する必要がありますが、主要留学先で学生ビザでフルタイム働ける国はアイルランドくらいです。
語学学校で習得した英語をアルバイトで活かすのももちろんいい経験ですが、フルタイムの仕事で活かすのはまた一味違った体験になります。またアイルランドにはappleやfacebook、microsoftなどのIT企業がこぞって進出しているため、ただ働くだけでなく、貴重な経験を積むことができるチャンスがたくさんあります。
CV(英文履歴書)とは
CVとはCurriculum Vitaeの頭文字をとった略称で英文履歴書のことです。ラテン語で「人生の物語」という意味をもちます。Resumeも履歴書という意味ですが、ResumeはCVより短く、職歴や学歴をまとめたシンプルなものです。CVは日本でいう職務経歴書職歴のようなもので、どのような場所で働いたことがあって、そのようなスキルを持っているのかというより細かいスキルについてアピールをするものです。しかしこれもあれもと盛り込みすぎて読むのがうんざりするようなものではなく、簡潔に自分を売り込めるようなCVを作成しましょう。
CV(英文履歴書)の作成方法
基本的にCVには決まったフォーマットなどはなく、内容も自由です。Wordなどでを使ってパソコンで作成しても、手書きで作成してもどちらでも大丈夫です。
ワーキングホリデーの申請にもCVが必要ですが、こちらに関してもフォーマットは決まっていません。ただ、あくまでも申請用なので、そこまで詳細なものは作る必要がありません。
CVの作成方法についてワーキングホリデー申請用のシンプルなものをここでは紹介するので、参考にしてみてください。 ※実際に仕事を探す際の英文履歴書(カフェ・レストラン編、ショップ編)
下記はワーキングホリデー申請用の英文履歴書の記入例です。もちろん、このまま使っていただいても大丈夫ですし、アレンジを加えていただいても問題ありません。テンプレートの無料ダウンロードができますのでご利用ください。
・ワーキングホリデー申請用 英文履歴書テンプレート無料ダウンロード
(1)~(5):基本情報
ここは名前や住所などの基本的な情報です。ここで気をつけなければならないのが、日本の履歴書とは違い、年齢、性別や写真の添付はいらない、ということです。
海外では、それらの情報で採用、不採用を決定することが法律で禁止されているんです。ワーキングホリデーの申請書には書いても特に問題にはならないですが、職を探す際にそれらの情報を書いた履歴書なら即シュレッダー行きです。なぜなら、それらの情報が書いた履歴書があると、職場側がそれらの情報をもとに採用を決めている証拠になってしまうからです。
(6)Objectivef
そこで働きたい目的を書きましょう。なぜ志望したのかということと自分がその職種に対してどのようなスキルをもっているかです。ここでは自分のスキルについてアピールしましょう
注意点としては、CVの場合、基本的に文章は動詞からスタートします。たとえば「〜できる」という意味を書きたい場合は、「Be able to」と書き始めます。これも必ずこうしなければならないわけではなく、基本はこのような書き方をします。
(7)~(10)Work experience
職務経験を説明します。ここも日本の職務経験の書き方と異なる部分があります。それは最新のものから書くということです。ここは学生の方はアルバイトでも問題ありません。
(8)では会社名、勤務していた期間、勤務していた場所を記載します。
(9)ではどのような役職だったのかを記載します。アルバイトの場合は(Part time job)と付け加えましょう。
(10)ではどのような仕事をしているかの説明になります。実際仕事を探す際はアピールする際に魅力的に書く必要がありますが、ワーキングホリデー申請用なので、簡単にで構いません。
(11)〜(14)Education
ここでは学歴の説明をします。ここも職務経歴と同じように最新のものから書いていきます。
(12)では学校名、在籍期間、学校の場所を記載します。大学、高校まで書いておきましょう。
(13)では学部、学科を記載します。
(14)ではどのようなことを勉強したかを説明します。ここも仕事を探す際にはアピールするために凝って書かなくてはなりません。
(15)Skills
専門知識や長所、アピールできる点を書いていきます。必ずしも専門的でなければならないわけではなく、日々心がけてることや、自信のあるものは書いていきましょう。
(16)Interests
ここは業務や能力とは少し離れて、パーソナルな趣味の部分です。何を趣味としているのか、何に興味を持っているのかを書いていきましょう。
アルバイト、有給インターンシップの探し方
アイルランドで、というよりも海外でアルバイトを探すのは容易なことではありません。どんなアルバイトにしても何度もCVを作成し、面接までこぎつけ、面接で自分をアピールしてやっと仕事が手に入ります。もちろん友人の紹介やホストファミリーの紹介、はたまたパブで出会った人からの紹介などいつ仕事が舞い込んでくるかわかりません。
実際紹介で仕事が決まる人もたくさんいるので、語学学校に通っているときなどから「こんな仕事さがしてるんだ〜」ということを周りにアピールしておくとスムーズに決まる可能性が高くなります。しかしそこばかりに頼らずにネットや求人広告などもチェックして最後まで諦めずに仕事探しをすることが大切です。ワーキングホリデービザや学生ビザでも就労可能な仕事をみつかったら、直接問い合わせたり、訪問してCVを渡しましょう。
アイルランド留学Driveではアイルランド現地のネットワークを活用し有給インターンシッププログラムを提供しています。出発前から仕事先を確保し留学に行きましょう!
下記にインターネットを使ってアルバイトを探せるサイトを紹介します。
・Irish Jobs https://www.irishjobs.ie/Part-Time-Jobs
アルバイトも正社員の仕事も探すことができます。
・Jobs.ie https://www.jobs.ie/
アイルランドでメジャーな仕事探しサイトです。
・indeed https://ie.indeed.com/
日本版もあるので日本でも馴染みのあるサイトです。
・Careerjet.ie https://www.careerjet.ie/
・Top Language Jobs
日本語を活かした仕事が多い2か国語以上使える人に特化したサイトです。
SEARCHに「Japanese」といれるとお寿司屋さんのホールスタッフやシェフ、いくつか検索結果が出てきます。「indeed」は日本でも使い慣れている方が多いと思うので使いやすく、日本人向けの仕事を見つけやすいです。
アルバイトの種類と決め方
海外では特に英語力によって就ける仕事が異なってきます。
- 【外国人ができるアイルランドの主な求人】
- ホテル(受付、客室清掃、レストラン)
- レストラン
- スーパーマーケット(レジ、品出し)
- パブ、バー、クラブなど
- コールセンター
日本食レストランやお土産屋さんなどスタッフに日本人がいる場合、もしくはオーナーが日本人の場合は比較的英語を話せなくても雇ってもらえます。しかし日常会話も難しいレベルだと皿洗いや掃除、倉庫作業など英語を使わなくてもいい仕事が割り当てられるかもしれないので、目標を立てしっかりと語学学校で英語力をつけてからさらに英語のスキルアップのために仕事ができればいいですね!
日常会話に自信がある人はカフェやホテルなどでの接客業務に挑戦することをおすすめします!仕事中も常に英語を話す機会がたくさんあるので、語学学校では学べない生の英語をお金を稼ぎながら習得することができます。
また自分が持っているスキルを使って仕事をするという選択肢もあります。美容師やネイリスト、看護師、保育士など気配りや細かい作業が得意な日本人ならではのサービスは海外でも人気です。
IT系の企業が多いアイルランドでwebデザインやプログラミングなど仕事も求人があるので自分のスキルを活かして海外で働くのもいいですね。
アイルランドでは時期的には、観光シーズンである夏やクリスマスのシーズンに求人広告が多くなる傾向にあります。それ以外の時期でも求人がないわけではないので、最後まで諦めずに仕事探ししましょう!
アイルランドで仕事をみつけるためにDRIVEではCVの添削や面接の練習なども無料で行っております。ぜひ自分がしたい仕事に就けるよう一緒に頑張りましょう!