飛行機に乗って現地空港へ着いてからの移動、不安な方もたくさんいらっしゃると思います。この記事では中心部への行き方や現地での交通機関をご紹介いたします。
ダブリン空港から都心部までの行き方
空港に着いてまずはダブリン中心部に行かれる方がたくさんいらっしゃいます。行き方はいくつかありますので、ご自身に合った方法を選んでみてください^^ ダブリン空港はダブリンの中心部から北に10キロほど離れています。また隣り合うターミナルは徒歩5分程度で移動することができます。
バスを利用する場合
バスを使う場合は、ダブリンバス、エアリンク、エアコーチと呼ばれるバスの乗り場があり、中心部のオコンネルストリートまでは約30〜40分ほどで到着できます。ダブリンだけでなく、その他の主要都市にもここから向かうことができます バスならばダブリン中心までは片道€10もかかりませんが、車内精算の場合はおつりが出ませんので、できるだけちょうどの額を用意することが必要です。ダブリンバスだと片道€3.3、エアリンクだと片道€6、エアコーチだと片道€7ほど。
タクシーを利用する場合
タクシーでダブリン中心部に行く場合は、 ターミナル出口にタクシー乗り場があるため、そちらを利用することになります。 費用は€25~35ほど。積極的に公共交通機関を利用することは、 現地の生活に慣れることに繋がるのでぜひ利用しましょう。
リープカード!アイルランド版suica
leapは「跳ぶ」という意味ですが、リープカードは公共交通機関で使うことができる電子カードで、日本でいうsuicaやICOCAのようなものです。アイルランドの公共機関では小銭しか使えずお釣りも出ないため、常にお財布に小銭があるか気にしながら電車やバスを利用しなければいけませんでした。そこでこのプリペイドカードが遅ばせながらアイルランドでも利用されるようになったのです。ダブリンバス、ルアス、ダート、国鉄近郊列車、コークやゴールウェイの市内バスでも使うことができます。
リープカードの利用料金
取得時にデポジットとして€5かかりますが、運賃が20%ほど安くなります!日本でも取得時にデポジットとして500円程度かかることが多いので、さほど違いはありません。リープカードには利用料金の上限があり、バスなら1日に何回のっても€6.9。近郊列車は€9.2。1日どんなに乗ってもこれ以上課金されることはないため、利用頻度が多かったり、長距離移動する場合はとてもお得です。
リープビジターカード
チャージするのが面倒という旅行者のためのカードがこのリープビジターカード。 72時間有効で€19.5、エアリンクを含む交通機関に乗り放題となります。ダブリン空港到着ホールにあるコンビニ「Spar」、ターミナル1のトラベルインフォメーションデスクで購入することができます。
カード取得方法
町中のSparなどのコンビニやダブリンバスオフィス、ダートの駅にある自動券売機で買うことができます。料金のチャージも同じ場所で可能。使い方としては、ダブリンバスでは運転手に行き先を伝えてから読み取り機にタッチ、ダート、近郊列車では乗車前と降車後に改札機にタッチ、ルアスは読み取り機は車内ではなくホームにあるため、乗車前にタッチ、そして降車後にもタッチ。
ダブリンでバスに乗るときに行き先を伝えるというのは日本にはない習慣で、かつ英語で話しかけないといけないので少しドキドキしますね。しかし行きたい場所までどのように行くか計画を立てるのも旅の楽しみ。ぜひお得に利用してください。
ダブリンの主要交通機関
ダブリンバス
ダブリン市内に100以上の路線を張り巡らせているダブリンバス。市内であればほぼどこでもダブリンバスで行くことができます。中心部にあるオコンネルストリートから各方面へバスは出発しますが、オコンネルストリートにはダブリンバスのオフィスがあり、路線図や時刻表をもらうことができます。
料金は路線によって異なり、€1.95〜3.6ほど。乗る際に運転手に行き先を伝え、料金を入れます。注意しなければならないのが、先ほども書いた通りおつりが出ない!ということ。どうしてもおつりが欲しいという場合は運転手に言うと証明書を発行してもらえますので、その証明書をもってダブリンオフィスで清算してもらうことができます。リープカードを持っている場合は、行き先を伝えカードをタッチすればOK!目的地の手前になったら近くにあるブザーを一回押せばOK!降りる時は前のドアから降ります。
ルアス
ダブリンと郊外を結んでいる路線電車がluas(ルアス)。ルアスにはレッドラインとグリーンラインのふたつの路線があり、ダブリンから南のタラなどの郊外の間を走っています。運行時間は、月曜日から金曜日は5時30分から0時30分、土曜は6時30分〜0時30分、日曜は7時〜23時30分。20分以下の間隔で運行をしています。料金はゾーン制となっており、ゾーンを越えると料金も高くなる仕組みです。ゾーン一つ分の料金は€1.8。
車内で切符を買うことはできないため、乗車前に購入する必要があります。乗り場に自動券売機があるため、そこで購入可能です。キオスクでも購入することはできますが、1日券や1週間券のみの取扱いですので、それ以外は自動券売機で購入しましょう。1回券と往復券の復路に関しては買ってから90分以内という有効期限があり、往路分はその日のみ有効となります。有効期限があるため買いだめなどはできないので注意!どんどん使って慣れていきましょう。
ダート
アイルランドの海岸地域を走っているのがdart(ダート)。
近郊列車のダートは、ダブリン中心部のコノリーやタラストリート、ピアースなどの駅から北はホウスやマラハイド、南はグレイストーンズまでを結んでいます。月曜日〜土曜日は6時30分〜23時30分頃まで、日曜日は9時〜23時30分ごろまで運行しており、運行間隔は10〜20分ほどですので、あまり待たずに乗ることができます。 dartを使って、海岸沿いの景色を独り占めしちゃいましょう!
番外編:観光バス
「有名どころをざーっと観光したい!」という人は観光バスを使うのがおすすめ!city tourとcity sightseeingの2社が観光バスを提供していますが、どちらも乗り降り自由ですのでとても利用しやすいですね。
City tour
city tourと書かれた2階建て緑とクリーム色のバス。24あるバス停では乗り降り自由で、ほとんどの見どころを回ることができます。日本語のオーディオガイドもあり、1周すると約90分のツアーとなります。チケットはダブリンバスオフィスか運転手から直接買うことができ、値段は€19。
Sight seeing
こちらは赤い2階建ての観光バス。英語の観光ガイドが常駐しているだけでなく、日本語のオーディオガイドも用意されています。チケットは運転手から購入することができ、値段は€19。
注意点
どちらも有効期限2日間であり、使い始めた日の0時までが1日となりますので、午後から使い始めると少し使える時間が短くなってしまいます。できるだけ午前からしっかり準備して観光するのがおすすめです。
ダブリンバイクス
ダブリンにはバスや電車だけでなく、便利な『ダブリンバイクス』があります!ダブリンに住んでいる人だけでなく、観光の人も使うことができるレンタル自転車。レンタルステーションはダブリンに100カ所以上あるためとても気軽に利用することができますし、クレジットカードがあればレンタルも支払も済ませることができます。
レンタルステーション
レンタルステーションはダブリンに100カ所以上ありますが、ステーションはクレジットカードが使えるタイプとそうでないタイプの2種類があります。3日間レンタルすることができる旅行者用のチケットはクレジットカードのステーションでしか対応していないため、地図でクレジットカード対応のステーションを探しましょう。上がクレジットカード非対応で、下がクレジットカード対応のステーション。
オフィシャルサイトでは現在のステーションをまとめてくれていて、「**」このマークがついているステーションがクレジットカード対応できている場所です。
チケットの購入方法
スタート画面の『Info』を押す
↓
『Purchase a 3 day ticket』を押す
↓
€150のデポジットを確認する。(問題なければ最後に返還される)
↓
クレジットカードを挿入し、カード暗証番号を入れる
↓
ダブリンバイクス用の暗証番号4桁を決め、ニュ力
↓
もう一度ダブリンバイクス用暗証番号を入力
↓
チケット発券
借り方
スタート画面で『Use the service 3day ticket holder』を押す
(自転車が残っていない場合は”Nearby Stations”を押して残っているステーションを探そう!)
↓
チケットに印字されている6桁のIDを入れる
↓
自分で決めた暗証番号4桁
(IDや暗証番号は、全て手元の小さい画面で操作をします。)
↓
ステーションにある自転車スタンドの番号が表示されているので、借りたい自転車の番号を数字を入力
(パンクしている自転車もあるので注意!)
↓
スタンドのボタンを押し、60秒内に自転車を取り出せばOK
返却方法
返却する際は、自分が借りた場所でなくとも、ステーションであればどこでも返却可能。自転車をスタンドに返却すると、「ピピピピピ」という機械音がするので、それが確認できれば返却完了です。返却ではなく、どこかに停める、という場合は、付属の鍵を使ってロックしてあげればOK。
ダブリンバイクス利用料金
3日間チケットがなんとわずか€5!しかも30分以内の移動であれば無料というのだからなんとも利用しやすいシステム。24時間返却することができるので、ぜひぜひ自転車での観光を楽しんでみてください!
これで移動はもうバッチリ!効率的に移動して、アイルランドの観光を楽しんでみましょう。