6ヶ月以上の長期留学の場合は自身でルームシェアなどを探し、最初のホームステイや寮から引っ越すことが多いです。その際に、どのあたりに住もうかな、というイメージは持っていたほうがスムーズですね。
ここではアイルランドの地区についてお伝えします!日本で言う『番地』のようなものです。家を決める際や、行きたい場所を大雑把に伝える際はこの番号を使います。知っておくと、家の住所を聞いただけで、大体この辺の場所なのか、ということや、高級な住宅街だ、などもわかってくるはずです。
アイルランドの地区
これが首都ダブリンの地区番号です。googleのmapなどで見てもこの地区番号は出てこないので、大雑把に把握しておくことをおすすめします。
さて、この画像を見て気づくことがありますか??
実はダブリンの中心から北が奇数、南が偶数となっています。まずこれで地区を聞くだけでダブリンの上にあるのか下にあるのかがわかります。
そして偶数、つまり南のほうが治安がいいと言われています。そのため家賃等も偶数のほうが高くなりがちです。最初は生活費をおさえるために北側の奇数地区にルームシェアする人も少なくありません。実際にルームシェアを探す際にはいろいろな場所に足を運ぶことになるので、どこの地域であれば住みやすそうか実際に見てから決めましょう。
ルームシェアや学校等を探す際には、少し参考にしてみてください。
アイルランドの4つの州
アイルランドには大きく分けて4つの州が存在します。これは古代に勢力をもった王国の領域によって分けられていたもので、現在では州の中で分けられた県(カウンティ)が行政単位となっています。
アルスター州
紫色の一番北にあるのがアルスター州。伝説の残る最北の秘境です。北東部の海岸線の美しさは、アイルランド随一と言ってもよいほどで、六角柱が並ぶ奇観ジャイアンツ・コーズウェイはアルスターが誇る観光名所です。
アルスター州の中のドゴネール県ではゲール語が今も生き続けており、独特の文化を持っています。アイルランドの秘境ともいえる地域ですので、訪れてみると素敵な旅になるはずです!
レンスター州
オレンジ色の東に位置しているのがレンスター州。ひっそりと遺跡がたたずんでいる州です。首都のダブリンから少し足を延ばせば様々な歴史的建造物や遺跡が数多くあります。ニューグレンジやグレンダーロッホ、クロンマクノイズ、モナスターボイスなど見所がたくさん存在します。
歴史の息吹を感じられる土地ですので歴史好きの方におすすめです。
レンスター州の観光
キルケニー:Kilkenny
多くの歴史的建造物と逸話で彩られた古都といわれるのがキルケニーである。中世アイルランドの中心都市であった。大きな町ではないため徒歩で観光できる。
ダブリンからもバスで2時間程度のため、ちょっと訪れるのにはいい町である。
キルケニーへのアクセス
【ダブリン発の電車の場合】 頻度:ヒューストン駅から1日3-6便程 所要時間:1時間45分 運賃:22ユーロ(27.5ユーロ) 【ダブリン発のバスの場合】 頻度:1日6便 所要時間:2時間 運賃:10.8ユーロ
キルケニーの観光地
キルケニー城:Kilkenny Castle
12世紀に建てられた城。オーモンドのバートラー家の居城として代々引き継がれてきた。場内は19世紀にヴィクトリア朝風に装飾されている。ツアーでのみ場内見学を許されている。
聖カニス大聖堂:St.Canice’s Cathedral
この町の名前であるキルケニーの語源は、聖カニスの教会を表すゲール語である。そのためこの大聖堂は町を代表する歴史的建築物といえるだろう。
ロス・ハウス:Rothe House
キルケニーの商人であるジョン・ロスによって1594年に建てたられた建造物である。当日の裕福層の生活水準を知ることができる。
ブラック・アビー:Black Abbey
ドミニコ派修道院。ブラック・アビーという名前の由来は、ドミニコ修道院士たちが黒い装束を着ていたからだという。
キルケニー・デザイン・センター:Kilkenny Design Center
キルケニー城の向かいに位置するデザイン・センター。アイルランド各地の民芸品を扱っている。
聖メアリー大聖堂
立派な建物であるが、よく見るとバランスの悪い箇所が見受けられる。これは、建設が進められていた、1840年頃アイルランドは飢饉に襲わられており深刻な財政難になったためである。
ウェックスフォード:Wexford
12世紀の建造以来、城塞都市として町の発達を遂げた。ヴァイキングや、ノルマン人の侵攻の影響である。ダブリンからは3時間ほどかかるが、近海の漁業が盛んで活気のある光景を見ることができる。
ウェックスフォードへのアクセス
【ダブリン発の電車の場合】 頻度:コノリー駅発1日3便程 所要時間:2時間30分 運賃:19.5ユーロ(休日:25ユーロ) 【ダブリン発のバスの場合】 頻度:1日3便程 所要時間:2時間50分 運賃:16ユーロ 【ロスレア港発の電車の場合】 頻度:1日3便程 所要時間:25分 運賃:4.5ユーロ 【ロスレア港発のバスの場合】 頻度:1日10便程 所要時間:30分 運賃:4.30ユーロ
ウェックスフォードの観光地
ジョンズタウン城:Johnstown Castle
アイルランドにある古城の中でも一番美しい城と言われる。そのため、常に観光客がいるスポットになっている。イギリス庭園が城を囲んでおり、大きな池もある。
ウェックスファード野鳥保護区:Wexford Wildfowl Reserve
親子連れに人気の場所であり、週末はピクニック客が多く見受けられる。越冬するグリーンランド・グースなどの可愛い野鳥たちに会える。
アイルランド国立ヘリテージ・パーク:Irish National Heritage Park
アイルランドの人々の生活の変遷を見ることができる。大人から子供まで夢中になれるテーマパーク的なところである。
ウィックロウ:Wicklow
アイルランの庭と呼ばれているのがウィックロウである。ダブリンの南の位置に標高800メートルほどの山脈がある。そこを越えた場所にウィックロウは位置している。
18世紀ごろはノルマン人やイギリス人などがこの地を別荘として構えていたようだ。日本でいう軽井沢と言ったところだろうか。
ウィックロウへのアクセス
【ダブリン発の電車の場合】 頻度:コノリー駅発1日3~5便 所要時間:1時間 運賃:11.30ユーロ 【ダブリン発のバスの場合】 頻度:1日9~12便 所要時間:1時間~1時間30分 運賃:7.5ユーロ
ウィックロウの観光地
ハルピン記念碑:Halpin Monument
この地が生んだ大船長ロバート・ハルピンの像。19世紀にグレート・イースタン号で大西洋を渡り、ニューフィンランド島との間に海底ケーブルを敷設した。
イギリスの支配時代に政治犯罪者を収容していた場所(1702-1924)。建物内は博物館化しており、見学ができる。
ウィックロウ・ウェイ:Wicklow Way
全長約130kmのウォーキングコース。様々な景色と地帯が顔を出す。
ブラック城:Black Castle
戦いの歴史を物語る建物であり、この城は岬の先にあり13世紀頃にノルマン人が建設したものである。景色が良いためピクニックエリアとして使われている。
コナート州
アイルランドの西に位置するのがコナート州。厳しい自然の造形美が楽しめる土地です。コナートの魅力は、なんといってもその厳しくも美しい自然。その最もたる例がアラン諸島です。アラン諸島はゆったりとした時間が流れる観光地として人気です。
また北はコネマラ地方と呼ばれる緑豊かな地域があります。ここではトレッキングやフィッシングを楽しむことができます。アクティブに自然を楽しみたい方にはコナート州は絶好の遊び場です!
マンスター州
地図でいうと緑色、アイルランドの南西部に位置するのがマンスター州。あたたかい南のリゾート地として知られています。とはいってもハワイやグアムなどとは違いますが、アイルランド人にとってはリゾート地として知られていて色鮮やかな家が立ち並ぶ港町が数多くあります。特にコーク周辺の海岸には、夏になると多くの観光客で賑わいます。
コークはアイルランド第2の都市でもあり、他の観光地としてはキラーニー国立公園やモハーの断崖があります。
4つの州の州旗
最後に、4つの州の州旗をご紹介致します。アイルランド島全域でスポーツチームや文化的組織が使用する旗をご覧になったことがある方もいらっしゃるかも知れません。
実はこの旗、4つの州の旗をまとめたものなのです。ダークブルーの地の三つの黄金の王冠の旗が南部アルスター地方の旗で、右下の東部レンスターのハープの紋章が現れるまではアイルランド全体を象徴する徽章だったそう。
左下は北部アルスターの旗で、黄金地に赤の十字がアルスター伯のバーク家(英語版)の紋章であり、アルスターの赤い手はオニールの印章。そして最後、右上似ある鷲の半身と剣を持つ鎧の片腕は西部コナートの旗です。これらは中世にアイルランドでの布教に努めたドイツのレーゲンスブルクのショッテンクレスターに由来するとのことです。
アイルランドの26の県
ダブリン
言わずと知れたアイルランドの首都です。ダブリンは見所がたくさんあるので全部は書ききれませんが、有名どころをおさえておきましょう!ダブリン周辺の観光地についてもまとめてありますのでご参考にしてください
トリニティカレッジ
まずはアイルランドの最高学府、トリニティーカレッジ。こちらのオールドライブラリには、ケルズの書と呼ばれるアイルランド最高の宝が展示されています。
聖パトリック大聖堂
アイルランド最大の教会、聖パトリック大聖堂。ダブリン最古の教会、クライスト・チャーチ大聖堂。
ダブリン城
ダブリンの歴史の中心とも言えるダブリン城。その他にも独立戦争に関係する税関であったり、共和国宣言がなされた中央郵便局、革命の闘士たちを知ることができるキルメイナム刑務所、ギネスビールの歴史の始まり、ギネス・ストアハウス、ヨーロッパ最大の公園であるフェニックス公園があったり、ダブリン動物園、考古学・歴史博物館、装飾美術・歴史博物館などなど1日では回りきれない楽しい場所がたくさんあります。
欧州の留学生に人気の都市として知られているダブリンには長期休暇を利用して、世界中から多くの留学生が集まります。
ウィックロウ
ダブリンの南には、南北に連なるウィックロウ山脈があります。そこには針葉樹の森が続く美しい山並みと背後には美しい海岸線が広がる町であるウィックロウがあります。
この街の見所は、19世紀に当時世界最大を言われた船で大西洋を渡った大船長のハルピン記念碑、アイルランドの苦難な歴史を知ることができるウィックロウ歴史刑務所、全長132kmもある長大なウォーキングコースがあるウィックロウ・ウェイ、原型をとどめていないが景色がよくピクニックエリアとして人気があるブラック城などがあります。
ウェックスフォード
ダブリンから電車でおよそ2時間30分。駅は町外れにあります。ウェックスフォードの見所はノルマン貴族が闘牛を楽しんだブル・リング、多くの鳥が冬を越すために訪れるウェックスフォード野鳥保護区、アイルランドの歴史を網羅できるアイルランド国立ヘリテージ・パーク。ここでは石器時代からのアイルランドの歴史がわかる展示があり大人でも子どもでも楽しめます。
あとはジョンズタウン城。アイルランドの数ある古城のなかでも飛び抜けて美しいと言われています。
カーロウ
14世紀にはアイルランドの首都として機能しており、アイルランドの歴史において重要な役割を果たしてきた地域です。そんなカーロウの見所は、カーロウ城や大聖堂、これらはベルギーのブリュージュのベルフォートの影響を受け建てられた建造物で、他のアイルランドの教会とは違うユニークな印象です。
ブラウンズ・ヒル・ドルメンはカーロウのシンボル的存在になっています。最大の見所といっても過言ではありません。
キルデア
キルデアの見所はアイリッシュ・ナショナル・スタッド。
世界的にも有名なサラブレッドを中心とした競走馬の飼育・育成・調教をしている場所です。併設されている博物館には、歴代の優勝馬の写真や馬具などが展示されています。日本庭園もあり、太鼓橋や石庭、築山なども美しく、竹や桜の気も植えられています。また聖ブリジット大聖堂からはキルデアの街を一望できます!
ミース
ダブリンから北西におよそ60km。バスや鉄道では少し行きにくいので、レンタカーやダブリンからツアーで行くのがいいと思います。ここの見所はなんといってもニューグレンジとタラの丘。緑の丘が続く見晴らしの良い高台に巨大な古墳があります。5000年以上前のもので、そのような民族かわかっていないミステリアスな古墳です。
古墳の構造から、天文学の知識もあり、信仰心も厚く高い文化を持っていたとされています。ここでさらに注目すべき点が一つ。お墓に続く通路ですが、1年でもっとも日の短い冬至に陽光が真っ直ぐ墓室に届くように設計されているのです!
ケルトの伝承神話には、よく太陽神が語られているので代用が神としての位置に置かれていたのではないかと考えられています。アイルランドの人々の心の故郷。タラの丘とともに付近一帯は世界遺産に登録されています。
ラウス
ラウスには大きな街が3つあります。その中のドロヘダという街はダブリンから電車やバスでおよそ1時間で行くことができます。ドロヘダの見所はドロヘダを象徴する門、聖ローレンス門、多くの恐ろしい逸話をもつ聖ピーター・アイルランド教会。
※ここは見学は外観のみです。
丘の上にそびえ立つミルモンテ城塞、昔協会の一部だったとされるマグダレン塔、そして街のシンボルとなっている聖ピーター・ローマカトリック教会などもあります。
モナハン
モナハンの中にモナガンという地域があり、今なお設立者一族が管理するアイルランドの伝統ある古城の一つレイリー城があります。そのレイリー城でポールマッカートニーは結婚式を挙げました。壮大な敷地では乗馬を楽しむことができ、家族向けのコテージの貸し出しなども行っています。
キャバン
この地域は北アイルランドに接しています。キャバンは比較的小さく、市というよりも地方自治で成り立っています。主な都市が、キャバン、キングスコート、ベルターベット、シャーコック、バリーコネル、ボーンボーイです。キャバンは小さな湖がたくさんあり、ボートでしかいけないクラフオウター城が見所です。
ロングフォード
ロングフォードの見所は、聖メル教会です。ネオクラシカル様式の、アイルランドを代表する教会建築の一つで1840年代に建設されました。この教会は2009年のクリスマスの朝の火災ため変わり果てた姿となってしまいましたが、2014年のクリスマスイブに復活しました。
ウェストミース
ウエストミースの西部にはアスローンという街があり、ウエストミースの見所はそこに集中しています。アイルランドの中央に位置するため、東部、西部、南部をつなぐ最重要な守りの拠点として建てられたアスローン城や、アーン湖からアスローンを通ってリムリックまで流れているシャノン川があります。リバークルーズがあり、周辺の小さな島々の美しさが楽しめますよ。
オファリー
オファリーの見所は、クロンマクノイズ。初期キリスト教修道院跡です。この修道院の起源は、アイルランドの十二使徒のひとりの聖キアランが545年に協会を立てたことにさかのぼり7~12世紀に全盛期を迎えたそうです。
たびたび襲撃を受けてはいましたが、修復され続けました。12世紀を過ぎた頃から衰退しはじめ1552年にイギリス軍に占領され、価値のあるものはそのときにほとんど略奪されてしまいました。
そのあとも修復はされ続けましたが昔のような輝きは戻らず今に至るようです。とはいっても、ハイクロスとラウンドタワーを備えていてこの種のものとしては最も美しいとされているので、アイルランドにおける初期のキリスト教の中心地として観光スポットとなっています。
リーシュ
その州都ポートリーシュにはダブリンからコーク、リムリックまでの鉄道や道路が通っています。刑務所で有名な町で、政治犯を収容する刑務所のためアイルランド内でももっとも有名な刑務所があり、釈放時等はマスコミの取材でごった返すとか。ダブリンから離れた田舎町のため、古い家も多く農村も近くにあります。
キルケニー
ノルマン人に支配されていた中世アイルランドの中心都市キルケニー。アイルランドで最も美しい街並みといわれることもあり日本旅行業界が選ぶ「ヨーロッパの美しい村30」にも選ばれたそうで、キルケニー城をはじめとする歴史的建造物は非常に保存状態が良く観光する価値ありです。ノルマン様式の建物が多いことも、他の町にはない魅力ですね!
キルケニーはビール醸造の歴史もあり、町の名前”Kilnenny”がそのまま名前になった、18世紀から醸造されているエールビールが人気です。
ウォーターフォード
南東部に位置する港町で、10世紀にヴァイキングが建設した国内最古の都市。ジョージア様式の建物もたくさん残る歴史的な町である一方、世界的に有名なウォーターフォードクリスタルの産地としても有名で、クリスタル工場では製造工程等を見ることができます。南部の海岸沿いにはビーチもあり、夏は多くの観光客で賑わいます。
ティペラリー
南西部に位置するティペラリーは、人口の4割が農業従事者という農業の町です。酪農や畜産がさかんで、ベーコンやチーズ、乳製品等農産物加工業がさかん。
キャッシェルという町にはキャッシェル城があり、5世紀に布教活動をはじめた聖パトリックはここで王の洗礼を受けたといわれており、そのため「聖パトリックの岩」とも呼ばれています。
コーク
ダブリンに次いで2番目に大きな都市、コーク。都市名はアイルランド語の”corcach”(ぬかるんだ場所)からきているそうです。人口の約10%が学生、そして博士課程の学生の割合がアイルランド国内で1番多く、また州内の主要2大学には毎年世界中100ヶ国以上から3,000名以上が留学に来るという教育面でも重要な役割を果たします。
ジャガイモ飢饉の際には多くのアイルランド人をアメリカへ送り出した、そしてあのタイタニック号の最終寄港地であった港クイーンズタウンや、キスをすると雄弁になれるといわれるブラーニー城等の見どころがあります。
ケリー
山岳地帯で湖が多いケリー。その中でもキラーニーは州内最大の観光都市で、国内ではダブリンに次いで2番目に宿泊施設が多いようです。キラーニー国立公園はアイルランド最古の国立公園で、ビューポイントからは美しい湖と緑の大地を見渡すことができます。また、キラーニーを起点にしてアイベラ半島を176kmぐるっと一周するルートも人気です。
リムリック
アイルランド第3の州、アイルランドでは5番目に人口の多いリムリック。9世紀にヴァイキングによって建設された都市で、12世紀にはノルマン人の支配を受けたために「ジョン王の城」や「聖メアリー大聖堂」など歴史的建造物も残り、他には「Milk Market」というマーケットが名物として知られています。マーケット好きには気になる街ですね!
クレア
アイルランドでもっとも雄大な絶景スポットといわれるモハーの断崖があるのがクレアです。クレアはアイリッシュダンスやアイリッシュミュージックの盛んな街としても知られ、各地で音楽祭などのイベントが行われており、毎年5月にはフェスティバルも開催されます。アイリッシュミュージックのセッションが聞けるパブもたくさんありますので、クレアを訪れる際は生演奏を聴きに行ってみてはいかがでしょうか。リムリックからバスで45分程度で行くことが出来ます。
ゴールウェイ
コークに次いで大きな県であるゴールウェイはゲール語文化の保存に積極的に取り組んでいる街で、ゲール語文化の遺産が濃く残っています。カラフルな建物が並ぶゴールウェイは大学も多く人口の5分の1を学生が占めており、語学学校も多いため留学生にも人気の街となっています。
ゲール語を使用する地域(ゲールタハト)が集中しているので、ゲール語のみの看板を見ることもできます。レンタカーを借りてワイルド・アトランティック・ウェイを走ってみるのも楽しい思い出が出来そうですね!
リートゥリム
アイルランド北西部にあるリートゥリムは、アイルランドで一番人口の少ない県です。コナート州の中では面積も一番小さい県ですが、パークス城をはじめとした歴史的建築物や自然豊かな場所もたくさんある県です。川沿いの町キャリック・オン・シャノンではクルーザーをレンタルできたり、県内のアーティスト作品が見られたり、木曜日のファーマーズマーケットでは地元のオーガニックフードを楽しめたりします。グレンカーの滝も、一度訪れてはいかがでしょうか。
ロスコモン
アイルランド中心部に位置するロスコモンは、交通の上で重要な役割を果たすだけでなく見所も多くあります。例えばボイル川を中心として栄えた農業地帯の中心地であるボイルという町は、ボイル修道院やキング・ハウスといった観光スポットがあります。ボイル修道院は12世紀に建てられたためクロムウェル率いる軍からも侵攻されていますが、アイルランドの残る中世のキリスト教建築ではもっとも保存状態が良いとされています。
メイヨー
大西洋に面していた国内で2番目に広い県であるメイヨーは、自然が豊かで大西洋で取れたシーフードが楽しめるところです。夏のベストシーズンにはアメリカやヨーロッパから観光客が訪れてにぎやかになります。中世にはコング・アビー修道院を中心として栄えたコング村ですが、1953年の映画「静かなる男」のロケ地として近年では知られ、映画に登場したパブや出演者が宿泊したホテルを求めてファンが世界中から訪れます。
スライゴー
コナート州の中ではゴールウェイに次いで人口の多いスライゴー、名前の由来は「貝の地」とのこと。とても自然が豊かで、観光スポットの中にはビーチや山、自然が楽しめるドライブコースが多くあります。ノーベル文学賞を受賞した詩人であり、アイルランドの20ポンド紙幣に肖像が使用されたこともあるイェーツはこのスライゴーで幼少期を過ごしたそうです。このイェーツはスライゴー日本の能や民話にも受けたそうです。
「ドニゴール」という名前はアイルランド語で外国人(=バイキング)の砦という意味だそうですが、それはこのドニゴールはバイキングによって要塞が作られたことが始まりだとされているからです。そのドニゴールは”おとぎ話から出てきたような街”とも言われるほど静かな街ですが、静かなビーチや港を楽しむだけでなく、15世紀にこの地方を統治したオドンネル家の居城であるドニゴール城など何世紀も前の建築物も見ることができます。