アイルランドに長期で留学する人やワーキングホリデーで働く場合も当然給料を受け取るために銀行口座は必要になりますよね。
結論からお伝えすると、アイルランドに限らず留学先で銀行口座を作るのは年々厳しく、難しくなっています。
理由の1つとしては、留学生の場合はもちろん留学期間が終われば帰国するのですが、その際に口座が解約されず残ってしまうことが多く、マネーロンダリングなどの犯罪に使われる可能性があるためなんです。
アイルランド留学では銀行口座を開設できないの?
もちろんそんなことはありません。
もちろん開設はできますが、「基本的には仕事のオファーを受けてから」、と考えて頂いた方が良いです。
仕事のオファーを受ければ、給与受け取りに銀行口座は必要になるので、手続きは非常にスムーズに進みます。
弊社でも、語学学校でも開設のサポートはしていますが、ここは不思議な国アイルランド、まったく同じ書類を用意しているにも関わらず担当者によって銀行口座を開設できたり、できなかったりということもよく発生しています。同じ書類を別の日に持っていったら開設できた、別の支店に行ったら開設できた、などなど。。。
そのため仕事をしない人であれば、アイルランド現地銀行口座がなくても生活できるようネットバンクやアイルランド現地で日本銀行口座を現地通貨で引き出せるカードなどは作っておくことをおすすめしています。
アイルランドにはたくさんの銀行がありますが、その中でもBig Fourと呼ばれる主要4大銀行があります。
・Bank of Ireland
・AIB (Allied Irish Bank)
・Danske Bank
・Ulster Bank
4つありますが、ほとんどの人は最初の2つのうちのどちらかで開設します。
それは語学学校が書類などを用意して紹介してくれるのが最初の2つだからです。
基本的には、語学学校が紹介してくれるところ、特に紹介がない場合は学校から近いどちらかで問題ありません。
留学やワーキングホリデーで利用する場合、2つの間に特段の差はなく、どちらを選んでも日本からの送金は問題なくできますので、好きな方で大丈夫です。
Bank of Ireland を紹介する語学学校が多いため、当然そこで開設する留学生も多いです。なのでBank of Irelandにしておくと、何か困った時でも近くの友達が解決してくれたりするケースが多いです。
どこの銀行でも口座開設に必要な書類は大差ありません。実際に開設する際は改めて確認しなければなりませんが、主に必要になるのは下記のような書類です。
・パスポート
・住所を証明できる書類(2通)
→学校からのレターや現地の保険加入証明書、またPPSナンバー申請時の書類、在職証明書など。
このPPSナンバーというのがお仕事を得ると手にすることができるので、お仕事が見つかれば口座開設までは早くなります。
Bank of Ireland(アイルランド銀行)
アイルランド最古の銀行であるBank of Ireland。ここで開設する日本人が一番多いですね。
AIB (Allied Irish Bank)
2番目に人気なのが、このAIBです。AIBはサポートが親切で優しい、とよく話を聞きます。
Danske Bank
Danske BankはNational Irish Bankとして知られ、国立の銀行ということになります。
Ulster Bank
Ulster BankはDublinにももちろんありますが、北アイルランドでよく使われている銀行になります。
帰国時の銀行口座解約
帰国時に解約したほうがいい理由は2つあります。
1.口座維持手数料
銀行や口座の種類によっては口座を維持するための手数料がかかります。
アイルランドにまた戻ってくる可能性がある場合を除いて、アイルランドの銀行口座を今後使う可能性はきっと薄いはずです。
ほっとくとずっと維持手数料がかかり続けるため、解約し、残っているお金を全て引き出すか、日本口座に送金することをおすすめしています。
2.取り調べ
日本では意識することはほとんどないと思いますが、ヨーロッパではマフィアなどが空き口座をよく使っています。
外国人が口座を残したままにしておくと、調査のために連絡を受ける可能性があります。
もちろん調査を受けても、きちんと否定すれば問題ないのですが、面倒なことを避けるために、帰国前に解約しておきましょう。
注意
解約は現地でしかできません!
必ず余裕をもって解約手続きを行いましょう。
解約には銀行まで行き、「I’d like to close my account.」と伝えれば大丈夫です。
現地でのお金の管理に不安な方
アイルランド留学Driveでは出発前からお金の管理ついてもサポートしています。クレジットカード、デビットカード、オンラインバンク、などなど。特に長期留学の場合は各種サービスの手数料も塵も積もれば山となる、という形で1回は安くても大きくなっていきます。どのクレジットブランドが手数料が低めなのか、などもサポートさせて頂いておりますので、ぜひお問い合わせください。