アイルランドではかつてヨーロッパ全域に勢力を拡大していました。そのためケルト人の言葉であるゲール語が残っています。
アイルランド・ゲール語は、単にアイルランド語とも呼ばれ、文化を守るためにアイルランドにおける第一公用語(国語)として指定されてはいますが、この国で日常的にこの言語が使われるのは、ゲールタハトと呼ばれるごく一部のアイルランド語保護地域だけで、ほぼすべての地域では英語のみが使われています。文化を守るために一部の地域では使い続けているのですね。
ゲール語は標準語がなく、同じ単語でも他方によって綴りや発音が微妙に異なります。旅行者には少しわかりにくいかもしれないですが、ゲール語の簡単な会話例をあげてみましょう。
こんにちはDiaduit. ディアグット
こんにちは(返事)Dia’sMuireduit. ディアスムルアグット
ありがとうGoraighmaithagat. グレフマハグット
どういたしましてNaabaire. ナー アバレー
さようならSlanagat.
スラーナグットおやすみなさいOichemhaith. イーヘンワ
今回は、挨拶を列挙してみました。慣れない言葉ではありますが、是非現地民に挨拶をする機会があれば使ってみてくださいね。
街中にはごく稀にゲール語と英語両方がのっている標識をみかけることがあります。
いまは使われなくなってしまったゲール語、そのアイルランドの歴史を見ていきましょう。