美しい景色や建物が数多く存在するアイルランド。それは首都ダブリンだけではなく、コークという都市にも名所が沢山あり、写真に収めたくなるようなフォトジェニックなそんな異次元な美しさを備え持つのです。今回はツアー形式で紹介したいと思います!まずはこちらが今回訪れるロケーションのラインナップです。
目次:美しいコークの有名観光地
- Crawford Muniipal Art Gallery:クロフォード市立美術館
- St. Fin Barre’s Cathedral:聖フィンバー大聖堂
- St. Anne’s Church:聖アンナ教会
- The Butter Exchange and Cork Butter Museam: アイルランド・コーク観光〜バター取引所〜
- Cork City Gaol and Radio Museum Experience:コーク市刑務所&ラジオ博物館
Crawford Muniipal Art Gallery:クロフォード市立美術館
1923年に税関として建てられた赤レンガの建物が改修、増築され美術学校兼美術館として活用されています。19〜20世紀のアイルランドの作品がコレクションのメインで、アイルランド近代絵画の巨匠ジャック・B・イエーツの常設展示は是非とも見ておきたいところです!他にもイギリスやフランスなどの有名作家の作品や、ギリシア・ローマ式彫刻も収蔵されていますよ。また、随時様々な特別展示も開催されているので美術館巡りが大好きな方必見です!
詳細
Place:Emm PL.
Tel:(021)4805042
Time:10時〜17時(木 〜20時)
Close:日曜日・祝日
Cost:無料
St. Fin Barre’s Cathedral:聖フィンバー大聖堂
コークの起源は聖フィンバーが7世紀にこの場所に教会と神学校を建てたことに由来します。国内外から優れた聖職者を集めたこの神学校は8〜9世紀にはとても有名になり、アイルランドが『聖人と学者の島』と呼ばれる由縁となりました。1878年にウィリアム・バーグスの設計で尖塔アーチが美しい典型的なフランス・ゴシック様式に建て直されました。
教会の内部は石のはざま飾りがとても美しく、パイプオルガンはアイルランド最大を誇ります。教会東端の天井には天使に囲まれたキリストの栄光の絵があり、ステンドグラスにはキリストの生涯が描かれています。また、教会の鐘は改築以前から教会にあったもの。夜にはライトアップされた大聖堂が閑静な住宅町にひときわ映えます。
詳細
Place:Bishop St.
Tel:(021)4963387
Time:4〜10月:9時30分〜17時30(日 12時30分〜17時)
11〜3月:10時〜12時45分 14時〜17時
Close:11〜3月 日曜日
Cost:€5 学生 €3
St. Anne’s Church:聖アンナ教会
リー川の北岸シャンドン地区の坂を上った高台にある、グレーの塔に黒い時計のついた教会が聖アン教会です。シャンドン教会としても知られているんですよ。『胡麻瓶を頭に載せている』と例えられる鐘桜はコークのシンボル的な存在です。1690年のウィリアム3世の侵攻で、教会は隣にあったシャンドン城とともに破壊されてしまいましたが、その後、1722年に建て直され、37mの高さの鐘桜は1750年に完成しました。1804年に神父ブラウトが『シャンドンの鐘』という詩を書いたことから鐘桜は町のシンボルとなりました。鐘桜は登ることができます!
詳細
Place:Church St., Shandon
Tel:(021)4505906
Time:3〜5, 10月:10時〜16時(日 11時30分〜15時)
6〜9月:10時〜17時(日 11時30分〜16時30分)
11〜2月:11時30分〜15時(日 定休日)
Close:11〜2月 日曜日
Cost:€5 学生 €4
お次は聖アン教会からも行ける観光スポットをご紹介しちゃいます。
The Butter Exchange and Cork Butter Museam: アイルランド・コーク観光〜バター取引所〜
聖アン教会から南西に坂道を下ったところに、かつてのバター取引所の跡があります。コークのバターは昔から有名でした。1770年の取引所がオープンし、海上貿易で栄えたコークのビジネスセンターとなった場所でもあります。この取引所でバターが格付けされ、イギリスをはじめヨーロッパ諸国や遠い西インド諸島にまで輸出されました。
1892年には輸出量が50万樽にものぼり、巨万の富を築いた商人もいたようです。世界最大のバター市場でしたが第1次世界大戦後、景気の後退により1924年に取引所は閉鎖されてしまいました。付属する博物館ではアイルランドにおける
- ・牧畜
- ・乳製品産業の変遷
- ・バター中心としたコークにおける貿易の歴史
を紹介しています。
詳細
Place:Tony O’Reilly Center, O’Connell Sq., Shandon
Tel:(021)4300600
Web:www.corkbutter.museum
Time:3〜6, 9, 10月:10時〜17時 ・7, 8月:10時〜18時 ・11〜2月:10時〜15時30分
Close:11〜2月 月〜金
Cost:€4 学生 €3
お次はちょっとスリリング?!な元刑務所の跡地を紹介しちゃいます!
Cork City Gaol and Radio Museum Experience:コーク市刑務所&ラジオ博物館
コーク市の中心部から西へ歩いて約20分ほどのところ、リー川の北の坂を上ると高台があり、そこに刑務所の建物があります。ここは1824年から1923年まで実際に刑務所として使用されており、初期はオーストラリアへ移送される囚人が多く収監されていました。独房には実際の囚人をモデルににしたろう人形が、今にも動き出しそうな雰囲気で収監されています。見学は入り口で地図が渡されて、それに従って進むセルフガイド方式。別料金のオーディオガイドでは日本語版の用意もあります。
ヘッドホンから流れてくる説明では、囚人の生活ぶりや、処罰の様子などが如実に語られ、凄まじさが伝わってきます…1923年に刑務所が閉鎖されてからは、刑務所のもつ音響効果のため、しばらくラジオ局として使われていた珍しい刑務所です。建物の2階と3階にあるラジオ博物館ではラジオの歴史や、当時のスタジオ、アンティークにラジオなどを展示しています。
詳細
Place: Sunday’s Well
Tel:(021)4305022
Web:https://www.irishtourism.com/cork-city-gaol-and-radio-museum-experience
Time:3〜10月:9時30分〜17時
11〜2月:10時〜16時
Close:11〜2月 日曜日
Cost:コーク市刑務所 €7 ラジオ博物館 €2