アイルランドに限らずどの国でも小さいものから大きいものまで観光スポットというのは多種多様にあり、挙げてしまえば切がありません。
そこで今回は、短期滞在でも問題なし!ここさえまずは行っておけばアイルランドに来たと話すことができる観光スポットを毎年アイルランドを訪れている留学カウンセラーが厳選しました!ここで出てくる場所を訪れ、名称をちゃんと覚えていればアイルランドに1年滞在していた人とも会話が弾むでしょう。 逆にここを訪れていないと、「え、本当にアイルランド行ってたの?」となってしまうこと間違いなしです。この厳選スポットを訪れないのは、日本でお寿司を食べないということであり、東京で東京タワーを見ない、ということです!
O’connell street(オコンネルストリート)を通らずに過ごすことは不可能
まずはO’connell street!アイルランドで中心部にあり、最も有名なstreetの1つです。
そもそもアイルランドに来てこの通りを通らずに楽しむことがほとんど無理なので、意識せずとも訪れます。
大きなショッピングセンターから小さなお店、レストラン、日本食までいろんなものが並んでいるメインストリートです。お土産を買う時もほとんどこのO’connell streetで完結できるはずです。ショッピングを楽しむ観光客もいれば、O’connell streetの先には劇場もあるためミュージカルを楽しむことができます。
「オコンネルストリートのあそこであれを食べて、お土産にこれを買ったよー。」 という会話ができれば完璧!
アイルランドは感性の国で、芸術や音楽が非常に盛んです。
Streetで演奏している人にはしょっちゅう遭遇します。歩いているだけで非常に楽しくなります。O’connell streetではイベントを開催していることも多いです。
これはクリスマスの時期のO’connell street。
何のイベントかはわからなかったですが、とてもテンションの高いお兄さん達がダブリンを盛り上げていました。ディズニーのパレードのようなイメージです。こういうのが自然に、日常に行われているアイルランドは日本とは全く異なります。人間味溢れる、感情を揺さぶってくれる国と言えるかもしれません。
おまけですが、余裕のある人はすぐ近くにグラフトンストリートという、これまた有名なショッピンストリートがあります。ひとまずこちらも訪れて何かしらかを買っておきましょう!グラフトンストリートで何も買わないというのは東京ディズニーランドでターキーレッグを買わないようなものです。
このようなメインストリートは大きなイベントのメイン舞台ともなります。年間を通じてアイルランドにはどのようなイベントがあるのかも知っておきましょう。
Temple bar(テンプルバー)でアイルランドらしいパブを堪能
次にTemple bar!テンプルバーにはたくさんのパブがあり、地元の人も観光客もたくさん訪れる場所です。
ここも訪れずに滞在をすることが物理的に無理というくらいの場所なので必ず訪れます。「テンプルバー」という名前にバーが付いているため固有のお店のことかと思ってしまいますが、そうではなくリフィ側のすぐ南に位置する石畳の区画をテンプルバーと呼んでいます。比較的若者が多い場所ですが、高齢の方もお酒を楽しみにパブによく来ています。テンプルバーだけは夜でも明るくにぎやかな雰囲気が消えない場所です。
アイルランドはパブ発祥の国として知られていて、町中には至る所にパブがあります。日本ではあまりパブという場所がポピュラーではないですが、アイルランドではカフェにふらっと入るくらいの間隔で日常に溶け込んでいます。お酒だけを楽しむだけでなく、生演奏がよく行われていて楽しい時間を過ごすことが出来ます。至る所にパブがあるアイルランドですが、このテンプルバーには特に集まっています。パブ区画と言っても過言ではないはず。「どこか音楽を聞きながらお酒が飲めるパブに行きたいなー」と思ったらまずはテンプルバーに行ってみましょう。きっと見つからないことはないはず。
「テンプルバーのパブでビールばっか飲んじゃって、隣の知らない人とすっかり友だちになっちゃったよー」 という会話ができればすばらしい!
地元の人にも愛されるパブ、そして観光客が集まるパブ。休日はもうとても混み合っています。イスなんてなくても関係ありません。みんな片手にグラスを持って立ちながら楽しんでいます。休日にはそんなに混みあうパブなので、友達ができる確率は非常に高いです。
英語の実践としてパブに行き、偶然隣にいる人に話しかけてみましょう。きっと友だちができるはず。僕はパブに行く度に新しい友だちができています。ちなみに、自分から話しかけなくてもおそらく話しかけられます。世界一友好的な国としても知られるアイルランド。知ってる知らないなんて関係なく、気さくに話しかけてくれます。観光としてもぜひぜひ訪れてほしい場所ですが、英語の実践としてもぜひ行ってみてほしいですね。
アイルランドはパブ発祥の国としても知られていますので、その数は非常に多いです。メインのパブがどこなのかを知っておくと便利です。
Trinity college (トリニティ・カレッジ)で歴史を感じる
そしてトリニティカレッジ!アイルランド最古の大学であり、最高学府としても知られています。 ここも物理的に通らずにダブリンに滞在するのは無理でしょう。小さい国なので、ちゃんと意識して回れば主要観光スポットは1日で制覇可能です。 エリザベス1世によって創設された非常に歴史を感じることができる大学。ここには『Old library (オールドライブラリー)』と呼ばれる図書館があり観光地として多くの人が訪れます。もちろん今も使われている大学ですが、観光スポットしてもとっても人気。1592年に創設されただけあって、外観からも内観からもその歴史を感じることができる。新しい大学の母として創設され、オックスフォードやケンブリッジなどの大学のモデルとなっているほどなのです。その外観は言葉を失うほどの美しさ。大学というよりも美術館や博物館のような堂々さに圧倒されるはずです。
大学内には6つの図書館があり、その中でも最も古い図書館がOld libraryと呼ばれています。法定納本図書館であり、アイルランドだけでなく、イギリスで発行された本も納品されている。たくさんの本が並んでいるのだけでも圧倒されるのだが、このOld libraryには歴史的に非常に貴重な物も見ることができます。
法廷納本図書館であり、アイルランド、イギリスで発行された本はここに納品が求められます。図書館は6つありますが、その中でもOld libraryは最も古い建物として知られています。この図書館には本だけでなく、ケルト芸術の最高峰とされる『ケルズの書』が存在します。
留学中あちこちで目にするハープですが、この図書館には他にもアイルランド最古のハープなどが展示されています。そしてこのハープ、実はアイルランド国内発行の硬貨デザインとしても採用されています。
「トリニティ・カレッジ、ほんと混んでて大変だったよー。中は本当に歴史を感じられるよねー」 と話せればあなたもアイルランド通!
入館時間と入館料
月〜土の9時30分〜17時。日曜は5〜9月であれば9時30分〜16時30分。10〜4月は12時〜16時30分となっています。料金は€10。
建物自体がとても魅力的なだけでなく、その中にある展示物もとても貴重なものであるためとっても人気。そのため、開館前に行っても行列ができていることもしばしば。30分程度早めに行くか、待っても大丈夫なように暇つぶしアイテムを忘れないようにしたほうが良いかもしれません。
The national gallery of Ireland (アイルランド国立美術館)でヨーロッパならではのアートを無料で楽しむ
ヨーロッパと言えば美術館ですね!無料です!そしてアイルランドにも美術館はとても多いですが、まずは国立美術館に行くべきでしょう!
この美術館の人気を高めている『キリストの逮捕(The taking of Christ)』やフェルメールの『手紙を書く婦人と召使(Lady writing a letter with her Maid)』などの作品は見逃すことができないでしょう。
「国立美術館広くて見るの大変だったよー。でもさすがヨーロッパの美術館ていう感じできれいだよねー」 と語れればあなたの知的な部分を示すことができるはず!
どうしても時間が無いという人は、ココからVirtual Tourできますので、ひとまずオンラインで見ておきましょう!
詳細
住所:Merrion Sq. west & clare St., Tel:(01)6615133 Web:www.nationalgallery.ie 営業時間:9時30分〜17時30分 (木曜は20時30分まで、日曜は11時から、祝は10時から) 閉館日:聖金曜日。12月24〜26日 入館料:無料
National leprechaun museum (レプラコーンミュージアム)でインスタ映えを狙う
ちょっとここはマニアックな観光スポットですが、友達に観光の話をする時に写真は付き物ですが、ここでは盛り上がること間違い無しの写真も取ることができるスポットです!
アイルランドの伝説や民族伝承をテーマにした博物館となっている興味深いスポット。見学ではガイドの方が、各場所にどのような伝説があるのかを教えてくれます。アイルランド留学について調べたことがある人には馴染み深いのですが、有名なレプラコーンと呼ばれる「アイルランドの妖精」が存在します。
アイルランドのマスコット的な存在であり、普段は靴作りをしているのですが、どこかに財宝を持っていて、レプラコーンを捕まえることができるとその財宝を手にすることができるのです。この博物館にはルアスのJervis駅を下車して行くことができます。
「アイルランドは妖精の国だからねー。妖精のミュージアムもちゃんと訪れたよ」 と言えば観光だけでなく、アイルランドの文化にも精通していることをアピールできます!
詳細
住所:Twilfit house, jervis St., Tel:(01)8733899 Web:www.leprechaunmuseum.ie 営業時間:10時〜18時30分 閉館日:無休 入館料:€12
The abbey theatre (アビーシアター)を英語の勉強も兼ねて楽しむ
ここは紹介する中で一番ハードルが高いかもしれませんが、劇場です!アイルランドは演劇、音楽、文学、芸術などなど、表現することに力を入れている国なんです。日本でも演劇を見るのはそこまでポピュラーではないということと、もちろん英語の演劇になるのでより一層レベルが高くなってしまいますが、内容がわからなくてもぜひ訪れてほしい場所です。
アイルランドは多くの劇作家を輩出しており、劇場王国としても知られています。演劇が好きな方には留学先としてもお勧め。そのため数多くの劇場があり、日々さまざまなジャンルが上演されているのです。
ここアビーシアターは1904年に創設された国立劇場。アイルランド演劇の中心として認識され、多くの作品がここで上映されています。あのハリウッドで活躍しているリーアム・ニーソンもここの劇団員だったのです。
「アイルランドは感性の国だからねー芸術が盛んだから演劇をシアターで見たよー。」 こんなことが言えれば、観光だけでなく演劇を英語で見ることができたさりげない英語アピールも可能!
詳細
住所:26 Lwr. abbey St., Dublin 1 Tel:(01)8872200 Web:www.abbeytheatre.ie
St. Stephen’s green (スティーブンズグリーン)で自然に癒やされる
アイルランドは自然の国です。自然もしっかり堪能しなければアイルランドを観光したと言えないでしょう!この公園はダブリン中心にありながら、非常に大きく、自然豊かな市民の癒やしスポットです。
ダブリン市民の憩いの場となっているのが、ここ『セント・スティーブンス・グリーン』です。9ヘクタールもあり、広いだけでなく、1年を通して様々な植物が園内を色付けるのです。子供たちが遊んでいたり、ピクニックをしていたり、なにも考えずに昼寝をする人、などなどいろんな人が訪れる場所。留学中もふらっと立ち寄れます。
元々はこの土地の住人用の庭として開かれていたもので、一般人はお金を払わなければ入ることができませんでした。しかしながら1800年後半から庭は一般市民に開かれると、たちまち市民の誰もが愛する場所となったのです。
たくさんの木々や植物の緑な自然だけでなく、公園内には池や噴水がありなんだかマイナスイオンを感じられます。それだけでなく、鳥などの動物も非常に多く生息していて、公園というよりも森の中にいるような感覚になります。
アイルランドというと自然のイメージが強いですが、それに加えて動物もたっくさんいます。そしてとっても人懐っこいというか恐れていないというか、信じられないくらい近くまで寄ってきます。St.Stephens Greenには池がありますが、そこには魚や鳥がいっぱいいます。橋が絶好のシャッターポイントになっていますが、普通に手を伸ばせば触れてしまうくらいのところにまで鳥がやってきます。かわいいです。そんな人懐っこい鳥と一緒に写真を撮る人も少なくありません。
詳細
住所:St. Stephen’s Green Tel:(01)4757816 Web:www.heritageireland.ie 営業時間:無休ー7時30分から日没まで(日曜は9時30分から) 入場料:無料
National library of Ireland (国立図書館)は本を読むだけでなく、建築を観察
この国立図書館はメインの観光スポットではないですが、外すことができないスポットでもあります。既に紹介したトリニティ・カレッジ、スティーブンズグリーン、国立美術館とこの国立図書館はどれも固まっていますので、一気に回ってしまいましょう。
この図書館は有名なだけでなく、2009年にヨーロッパ・ミュージアム・アワードで最優秀展示にノミネートされるほどレベルの高い図書館になっています。アイルランドの詩人であるW.B.イエーツの作品を資料と映像によって展示しているのも特徴的です。ヨーロッパ文学がお好きな留学生必見。
「国立美術館もいいけど、国立図書館も荘厳なデザインで図書館というには贅沢な造りだよねー」 これはもうアイルランドをかなり観光してきたな、というイメージがしてしまいます。
詳細
住所:Klidare St., Dublin 2 Tel:(01)6030213 Web:www.nli.ie 営業時間:9時30分〜17時45分(木、金曜は16時45分まで。土曜は16時30分まで。日曜は13時〜17時まで) 閉館日:無休 入館料:無料
The old Jameson distillery (ジェイムソン蒸留所)でアイリッシュウイスキー
アイルランドと言えばアイリッシュウィスキー!と答える人も少なくないでしょう。それくらいウィスキーが有名な国ですので、お酒が飲めない方もひとまずジェイムソンで試飲できますので、軽くでいいので味わっておきましょう。アイルランドでアイリッシュウィスキーを経験しないというのは日本でお茶を飲まないようなものです。
ジェイムソンはアイルランドを代表するウイスキーの銘柄であり、200年以上もの歴史があります。ウイスキーの作り方やその歴史をツアーで楽しむことができます。元々は倉庫だった場所が改装され、一般の人も楽しむことができるウイスキーセンターとなったのです。併設されているバーではウイスキーの試飲も可能なのも嬉しいですね。ウイスキー好きな方は留学に行ったらぜひ!観光名所としてとても人気なため、時間に余裕をもって行きましょう。
「ジェイムソンでアイリッシュウィスキー飲んだけど、やっぱり本場は違うねー」 と言えれば、静岡のお茶の違いを語る外国人のような深みを演じることができます。
詳細
住所:Bow St., Smithfield dublin 7 Tel:(01)8072348 Web:www.jamesonwhiskey.com 営業時間:9時〜18時(日曜は10時から) 閉館日:聖金曜 入場料:€14
ビール好きは必須なGuinness storehouse (ギネス・ストアハウス)
ウィスキーも有名ですが、もっと有名なのがギネスビールでしょう!アイルランドに行ったことがない人でも、日本でギネスビールを飲んだことはあるという人も少なくないはず。
世界的に有名なギネスビールの歴史は、ここアイルランドのダブリンで始まったのです。ギネスビール醸造所は初めこそ小規模でしたが、現在はヨーロッパ最大の醸造所として有名です。
この工場の敷地内にあるのがギネス・ストアハウスで、7階建てのビルの中にはビールの製造過程だけでなく、その歴史が紹介されています。
この蒸留所ではビールの試飲を楽しめることができます。5階ではギネスビールの注ぎ方を教えてもらうこともできるんです!6,7階はバーになっており、ダブリンの街を眺めながらビールを楽しむことができるのも魅力的。個人的には留学に行ったら初めに行ってほしいスポットです。
「ギネスビール工場で試飲したけど、やっぱり作り立ては全然違うね!」 と語ることができれば観光だけでなく、味わいの微妙な差異を理解できる人間であることを相手に知らせることができます。
詳細
住所:St. James Gate Dublin 8 Tel:(01)4084800 Web:www.guinness-storehouse.com 営業時間:9時30分〜17時(7,8月は19時まで) 閉館日;聖金曜 入場料:€18
自然好きな人は訪れるべきBray head (ブレイ)
ダブリンからちょっとだけ離れますが、ぜひ行ってほしい場所がブレイです!海、砂浜がすぐ近くにあり、大自然を感じることができ、本当にとても気持ちのいい場所です。
ダブリンから南20キロほどの場所にあるブレイは『アイルランドの庭』と呼ばれるほど自然が美しい町です。留学先にされる方もたくさんいらっしゃいますね。週末になると多くの人が押し寄せるリゾート地区になっています。ブレイヘッドは町の南にある丘で、 頂上からはきれいな景色を楽しむことができます
ここからグレイストーンズまでの6キロほどを歩くウォーキングも人気です。 海岸線はちょっとした断崖となっていますが、cliff walkとして整備されています。気持ちいいほど空が広いため、気分転換したいときなどにはぜひ訪れてほしい場所。
自然豊かなブレイにもおすすめの語学学校があります。ATC Language Schoolsです。非常におすすめの語学学校。ダブリンにも校舎を構えていますが、ここブレイの校舎も人気。ブレイのみに留学される方もいらっしゃいますし、ダブリンと合わせて二都市留学という方もいらっしゃいます。ブレイの学校の目の前には海が広がり、授業が終わればすぐに砂浜に出ることができるというなんとも贅沢な立地です。授業に関してもとても充実しており、なんといっても通常クラスに加えて発音、ビジネス、スピーキングの無料講座を受けることができるのが留学生の人気を集めています。
「ダブリンにも自然はあるけど、やっぱりブレイは気持ちいいよねー」 これはもうアイルランドを相当経験してきたな、という印象を相手が持つこと間違いなしでしょう。
自然豊かな国であるアイルランド。やはり自然を満喫してリフレッシュできるのがとても嬉しいです。アイルランドには世界3大夜景の1つが存在しています。ここも見逃せないポイントになるはずです。
観光と言えば世界遺産!という方も少なくないと思うので、アイルランドにある2つの世界遺産についても知っておけると観光について言うことはもうないでしょう。
より時間があるという人は首都のダブリン観光だけでなく、コーク、ゴールウェイなどアイルランドの主要都市を巡ってしまいましょう!その気になれば1日でも回れてしまいますよ!