今日はヨーロッパからの留学人気国である【アイルランド】について日本と比較しながらご紹介できればと思います!
目次:地域から選ぶ
徹底比較!アイルランドと日本の違い
突然ですが、ここで質問です!!「2016年良い国ランキング」でアイルランドと日本どちらが上だったとおもいますでしょうか?ちなみに「良い国ランキング」とはイギリス人政策アドバイザーであるSimon Anholt氏が毎年発表しているもので、環境や健康等の7つの部門を総合して順位付けがされてるものです。
答えはアイルランド11位、日本19位です!実はアイルランドの方が「良い国」と判断されている現実があります。もちろんいろんな指標がありますので参考程度にしてくださいね。
日本はアジアで「良い国ランキング」トップとはいえ、アイルランドは過去に1位を取ったこともあり、実は世界的人気は高いんです。次は、そんなアイルランドの経済状態について踏み込んでみたいと思います!もちろん、日本との接点も出てきますよ。
経済から見たアイルランドと日本
アイルランドは1921年にイギリスより独立しました。その後、現在に至るまで発展を続けています。項目毎にまとめてみました。
通貨
ユーロ(1ユーロ=116円、2017年4月現在)
ユーロ加盟国には25ヶ国ありますので、アイルランドから周りの国へも旅行に行きやすいですね。
主要産業
- 金融
- 製薬
- 食料
- 飲料
GDP
一人当たりGDP(2016年)
アイルランド 61,206ドル 世界6位
日本 32,479ドル 世界26位
2014年は世界11位だったアイルランド、どんどん経済成長していることがわかります!!
経済成長
アイルランドへ世界のICT企業がこぞって進出しています。実際世界の上位10社の内、8社が進出を果たしており、アイルランドを拠点としてヨーロッパ展開をしています。
製薬業界も然り、世界の上位9社が同様にアイルランドを拠点としてます。インターネット企業については、上位10社全ての企業が進出しています。
この背景としては大きく4つ。
- 英語圏であること
- 教育水準が高いこと
- 就労人口が若いこと
- 法人税が低いこと
などがあげられます。
金融
世界の金融機関の約50%がアイルランドへ進出しています。その背景としては、欧州連合諸国へユーロが導入された1999年、アイルランドを含めた11カ国が参加を表明したことによります。実質上、初期のユーロ導入国の中で最有力な『英語圏』の国となりました。そのため、多くの金融機関がアイルランドに立地するようになったのです。
ビジネス環境
アイルランドでは人口の約1割がオーナー経営者とも言われているほど、起業家を応援する国のようです。アメリカ系や最近では急速にアジア系のスタートアップが増えてきています。ゆえに、ビジネスがしやすい国ランキングでも常に上位にランクインしています。
日本からも様々な企業が進出しています。
ほんの1例にはなりますが
- 三菱UFJグループ
- 三井住友グループ
- 日本総研
- 武田薬品工業
- オリックス
- 日立工機
- 富士通
- 楽天グループ
- リクルートグループ
日本国内で活躍している企業もアイルランドに拠点拡大をしています。最後に日本に潜むアイルランドについてご紹介しちゃいます!
生活に潜むアイルランド
製薬、医療、ICT(Information and Communication Technology)ビジネスに国として力をいれています。コンタクトレンズを使われている方は、どこで作られたレンズか確認してみてください。実は世界で使われているコンタクトレンズの30%がアイルランド製なんです!!
30%!!!!
すごい数ですよね。この数字を見て衝撃を受けました。
実際にコンタクトの箱を見てみたら、私のコンタクトも「made in Ireland」でした!!ちょっと気になったので、日本のコンタクトの普及率も調べてみました。すると
日本人口:1億2500万人
そのうち視力矯正をしている人口は国民全体の約75%。コンタクトレンズ着用人口は国民全体の25%。
国民の内3000万人以上がコンタクトを着用
その内、30%がアイルランド製なので、なんと約1000万人ほど。つまりおおよそ10人いたら1人がアイルランドで作られたコンタクトを使って生活しているってことですね!!
どうでしょうか。最近人気国として急上昇しているアイルランド!少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。