アイルランドでは大きなイベントがいくつも開催されるため、時期が合えばぜひぜひ参加してみましょう!
セント・パトリックス・フェスティバル(セントパトリックデー)
アイルランドで一番大きなイベントです!毎年3月17日を含む日程で開催されるこのイベント。 この日はアイルランドにキリスト教を広めた人物として知られる聖パトリックを祝う日なんです。
聖パトリックが緑色を身につけていたことから、このイベントでは街中が緑色に染まります。
国のイベントとして祝われるイベントですが、やはり首都のダブリンでは規模が大きい。パレードだけでなく、ビールがけやストリートシアターなど行われ、夜には街が緑色にライトアップされます。
アイルランドの1番大きいイベントである「セント・パトリックス・フェスティバル」。街も人も緑色一色になりますが、それは食事も同様です。緑色の食べ物を多く使うことはもちろん、着色料を使って緑色にすることもあります。どんな緑の料理たちがあるのかご紹介いたします!
グリーンフルーツサラダ
キウイや青りんご、マスカットを食べやすいようにカットし、シャムロックを乗せ飾り付けをします。(シャムロックはアイルランドのシンボル、三つ葉のクローバーです!)
見た目も豪華で、子どもから大人まで人気のサラダです。
セントパトリックスデーポップコーン
緑色のキャンディーを入れて、それを溶かすことで緑色になっています。キャンディーを入れることで甘みも増し、美味しいですよ。このポップコーンをトッピングしたアイスクリームも、アイルランドでは人気です。
セントパトリックスデーグリーンビール
定番のビールも緑色になります。パブによって作り方は異なりますが、緑色の着色料を使ったり、ブルーキュラソーを入れていたり・・・
色が薄いビールを使うとより綺麗なグリーンになるそうです。ビールと合わせるとこんなきれいなグリーンになるんですね。
グリーングロッグ
これはラムにライムエード、レモネード、ライムとレモンの炭酸ジュース、そしてライムシャーベットを加えたものです。ライムやレモンの酸っぱさももちろんありますが、ラムが入っているので少し辛くて香ばしさがあります。
グリーンパンケーキ
このグリーンのパンケーキを作るときによく使われるのが、Dr. Oetker(ドクターオットカー)の「Lime Green Gel Food Colour」です。
これをお気に入りのパンケーキレシピに混ぜるだけで、鮮やかなグリーンのパンケーキができます。
グリーンベーグル
セントパトリックスデーが近くなると、スーパーにはベーグルが山積みにされます。他にもクッキー、マフィンケーキであったり、ワッフル、パスタ、スムージー、モンブラン・・・などなど多くのグリーンフードが並びます。セントパトリックスデーは、毎年3月17日です。その付近でアイルランドへ遊びに行くと緑色の食事が楽しめますよ!
国際オイスターフェスティバル (Galway International Oyster and Seafood Festival)
アイルランド西部ゴールウェイではカキの養殖がとっても盛んなんです。 1954年より続く、60周年目のアイルランドでも歴史深いお祭りのひとつです。カキ収穫の季節が始まることを祝うイベントになっています。ゴールウェイのホテル経営者がお客さんを集めるものとして小さく始めたのが最初。
それが回を重ねるごとに大きくなり、今ではアイルランドを代表するイベントとなっています。 イベントではカキの早剥き選手権やミスコンなどが行われ、非常に楽しいイベントになっています。アイルランドでは、牡蠣を生で食べるのが主流。世界中の食通が、おいしい旬の牡蠣を求めてゴールウェイに集まります。日本産とはまた違った丸い形の生牡蠣を、ぜひギネスと一緒に食べたいですね!
オイスターフェスのHPを見ると会場のレイアウトや出店しているお店の情報を知ることができたり、チケットを購入することが可能です。
会場ではたくさんのブースがあり、新鮮なシーフードとギネスビールを片手に大勢の人たちで賑わっています。
オイスターフェスティバルでの主な行事は、2つの牡蠣開け選手権です。(Guinness Irish Oyster Opening Championship と Guinness World Oyster Opening Championship)
オイスターフェスティバル初日にアイルランド国内のチャンピオンを決める大会があって、(これがGuinness Irish Oyster Opening Championship)、2日目に世界大会(Guinness World Oyster Opening Championship)が開かれます。
初日に優勝し、アイルランドチャンピオンになった人が、世界大会に出場できます。世界大会には、すでに行われていた各地域での予選大会の優勝者が出場します。
ちなみに日本でも牡蠣開け選手権が行われているようです。その他、美人コンテストが行われたりと楽しいイベントが盛りだくさんです
時期は9月末の3〜4日間で行われます。
ハロウィン
日本でもおなじみのハロウィン。 実はこの起源はアイルランドなんです! 10月31日には仮想をしたり、かぼちゃを用意したりと街が活気づきます。
この日は大道芸人が人々を集めていたり、仮装した人々に出会ったりと、歩いているだけでとても楽しいです^^
この人は陽気に走り回って普通に一輪車に乗るだけなんです。お手玉10個とか、火を吹くとか、そういうすごそうなことはしないんです。それにもかかわらず、多くの人が立ち止まり笑顔になっているのを見ると、やっぱりHalloweenはなんでも楽しくさせる日だ!と実感してしまいました。
馬のマスクを被って仮装している人が大道芸人を見ています。あまりに自然だったので仮装していることに気づくのに少し時間がかかってしまいました。
そして夜になるとその盛り上がりは一層ヒートアップします!あるバーでは仮装をしていると1 shot無料などもやっているので、仮装した友達とバーに行ってみんなで盛り上がるのも楽しいですよ^^
10月31日のHalloweenシーズンに来る際は、ぜひ楽しんでみてください^^
ハロウィンの起源とアイルランド
日本でも近年なにかとメディアに取り上げられ、定着しつつあるハロウィン。実はこの祭事は古代ケルト人が起源と考えられる宗教的な儀式ということを知っていますか?
もともとは秋の収穫を祝い、悪霊を追い出すために行われていたものでケルト人の国であるアイルランドには10月の最終月曜日に「ハロウィン休み」があるほど大切な国民的行事になっているのです。最も純粋な形でのハロウィンを祝う習慣が残っている国はアイルランドです。
主に英語圏の中でキリスト教の影響を受けながら世界へと広がり、現代ではアメリカの民間行事として定着したり、最も盛り上がりを見せるお祭りとなりました。 そういった意味では祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっているのは間違いありません。
ジャック・オー・ランタン
カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装し,近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習があります。ジャック・オー・ランタン、ハロウィンの時期にきっと見かけたことがあるはずです。
1833年頃のアイルランドのハロウィンの夜
ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は夏の終わりを意味し冬の始まりでもあります。死者の霊が家族を訪ねてくると信じられ時期を同じくして出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていました。これに因み、31日の夜、カボチャをくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャック・オー・ランタン(Jack-o’-lantern)」を作り、魔女やお化けに仮装した子供たちが近くの家を1軒ずつ訪ねては「Trick or treat. 「お菓子をくれないと悪戯するよ」と唱えます。
現在ではカボチャが使われるのが一般的ですが、アメリカでカボチャが見つかるまではカブを使用して下の写真のようなランタンを作っていました。
これだけみるとかなり不気味ですよね、、、ミイラ男のマスクのようにも見えます。そもそもジャック・オー・ランタンとは、アイルランドおよびスコットランドに伝わる鬼火のような存在で(空中を浮遊する正体不明の火の玉)名前は “ランタン持ちの男”を意味します。火の玉の姿の他、光る衣装を身に纏うカブやカボチャ頭の男の姿であらわれることもあると言われています。
毎年10月31日のハロウィンの日に作るカボチャやカブのロウソク立てをジャック・オー・ランタンと呼び、善霊を引き寄せ、悪霊達を遠ざける効果があるとされます。したがってこんな不気味なランタンではありますが、僕たちを守ってくれる存在のようです。
ウェックスフォード・オペラ・フェスティバル
このフェスティバルでは普段あまり上演されることのない『オペラ』を取り上げて行くイベントになっています。 オペラの上演自体があまりないため、オペラファン、クラシックファンから注目を集める音楽イベント。 時期は10月後半から11月初旬にかけて開催されます。
春に行く人は3月のパトリックスフェスティバル 夏に行く人は9月のオイスターフェスティバル ここはぜひぜひ押さえておいてほしいポイントですね!
イベントももちろん楽しいですが、アイルランドには世界3大夜景の1つが存在していることをご存知でしたか?エキサイトしたあとのイベントのあとで、夜景を見ながらリラックスるのはどうでしょう?
もしくは時期に関わらず楽しめるアイルランドの主要観光スポットを制覇してしまうのもいいでしょう。毎年アイルランドを訪れる留学カウンセラーが「ここだけ行っておけばまずは大丈夫!」という観光スポットを厳選しました。